念願のペルー料理屋、arco iris（アルコイリス）五反田店へ。
「行きたい！」と思い続けて気がつけばすでに５年以上・・・？
なかなか行くチャンスがなかったけれども、やっとチャンス到来。
お馴染みセビッチェ、パパ・ア・ラ・ワンカイーナ、アヒ・デ・ガジーナ、
ユカ・フリッタ、ピカンテ・デ・マリスコス、ロモ・サルタード・・・。
ああ、まさにペルーの本場の味！噂通りの絶品の数々。
それにしても、なんでこんなにペルー料理って美味しいのかしら。
メキシコ料理もそれなりにおいしいけど飽きるし、アルゼンチンの肉とワインは最高だけど、肉以外は思いつかないし、チリ料理やボリビア料理といっても何も覚えていないし、コロンビアやブラジルは肉と豆ばかりだし。
そんな中、ペルー料理は魚介類も肉も豊富、調理方法も調味料もバラエティに富み、どれをとっても日本人の口に良く合う。ほんとにおいしい。
9品くらい頼んで、たらふく食べて飲んで一人2500円って安すぎます。
計算間違っているのかと思いました。
編集長のところに北陸の蟹が大量に届いた。
さっそく山分け。
蟹は、食べだすと止まらない。
ぐあしっ！
と一思いに蟹の足を折り、ちゅちゅちゅーと吸い上げる。
「うわ、私ってけっこう残酷！」
と思う反面、原始人になったような、とても愉快な気分。
小道具の一切ない編集部だったため、使えるのは自分の歯と手と割り箸のみ。
バリバリ歯で割って、ちゅうちゅう吸う。
足を全部食べてしまうと、残りは胴体・・・。
「えい！！」
と気合いを入れて甲羅をぱっかりと手でこじ開ける。
「うわあ・・・ちょっとグロイ・・・なんだこれー、ぎゃあ・・・」
と内心怖じ気づきながらも、そんなことを言ったらブリッコみたいなので、ぐっと我慢する。
こうなったら、原始人になりきって、躊躇せずにガンガンいくのだ。
それにしても・・・やっぱりおいしい。濃厚なミソや卵がとろける。
足を一本一本折っては歯で割り、やっと胴体までたどりついて食べるそれらは、
ゴールの贅沢なご褒美のような、濃厚な味。
蟹は、この「ひと手間」かける感じが楽しい気がする。
「食べる」という行為に積極的に関わる「行動」が含まれているのが無性にワクワクさせる。
蟹を食べるのが目的なのか、あの「食べる」という行為が楽しくて蟹を食べているのか、一瞬わからなくなるが、たぶん両方。
そういえば、L社のH社長は、その昔、結婚相手のご両親との初めての夕食は、蟹料理にしたとか。
なるほど、あまりしゃべらずに、食べることだけに夢中になって食事の時間を終えられる。
蟹を食べるたびに、その話を思い出し、「うむ・・・確かに！」と一人で納得する。
などと思いながらひたすら「バリッ！ちゅうちゅう、バキッ！」とおしゃべりもろくにせずに食べていたら、あっという間に３体もぺろりと平らげていた。
「蟹ってカロリー高くないよね？ そんなに太らないよね？」
「きっと大丈夫よ！蟹で太ったなんて話は聞いたことないもの！」
悲しいかな、つい確認し合ってしまう、慢性的運動不足の妙齢女子編集部員。
そういえば、数日前某編集部に送られてきた「シフォンケーキ」のおこぼれを頂いたのだが、それが前代未聞のおいしさ！だった。どちらかというと、シフォンケーキはそれほど好きなものではないのだけど、これは別物。
手作りで添加物を使わないため「地方発送はしません」という石垣島の「琉球スイーツ庵」というケーキ屋が作るシフォンケーキなのだが、「紅芋」がもう絶品。
シフォンケーキがそれほど好きじゃないのはパサパサとしてる感じがあったからなのだけど、これはしっとりとした口当たりで、まるで美味しいパンのよう。さらに紅芋のもっちり感も加わって、
一体どうやって作ったのか不思議なほど。
J-waveナビゲーターのクリス智子さんがお勧めしていたものだったのですが、
本当に美味しくて、さらに石垣島でしか食べられないというのが、さらに「がー、いてもたってもいられない！」感を煽る。
このシフォンケーキを食べるというのが立派な「石垣への旅」の動機になってしまうかも？！
なんだかすっかり「思うつぼ」の私です。
ま、いっか。