最近、米原万里著「打ちのめされるようなすごい本」を通勤中に読んでいる。
書評集なのに、読んでいていたく爽快な気分になる。
歯に衣着せぬ彼女の言葉と、その裏にある明るさとあたたかさ。
聡明さ。素直さ。
書評だから当然のごとく「他人」のこと「他人の作品」のことを語って
いるのに、そこから浮かび上がってくるのは米原万里さんという魅力的な人間そのものだった。
読んでいてすごく気持ちがよくて、ますます彼女の人間性と知性に惚れてしまう。
プラハのソビエト学校での教育体験、思春期時代の圧倒的な読書量。
根本的に人間の土台の作り方が違うのだなあ、と感服。
そして今日は、早速アマゾンで気になった本をクリックしまくる。
あー、楽しみ。