そういえば、先週は久々に銭湯なるものへ行った。
(スパとかスーパー銭湯とかではなく富士山が描いてある
ような普通の「銭湯」。)
コンタクトを着けたまま入った。
私は女だから、もちろん女風呂で、そこではピチピチの少女から
おばあちゃんまでたくさんの「はだか」が、うろうろしている。
コンタクトを着けているから、ばっちり見える。
見えるから、どうしても見てしまう。(すいません・・・)
そして湯船につかって、右往左往する人びとを眺めながら、
今更ながらちょっぴり感慨にふけってしまった。
世の中にはなんていろいろなはだかがあるのだ!
妊娠中ですか?というほどお腹がでているおばさん、
(たぶん、妊娠ではないと思う。60歳くらいに見えたから。)
おっぱいが大きいひと、小さいひと、
片方のおっぱいがないひと、
乳首が大きいひと、お腹が出ているひと、
本当にいろいろ。
すっかり忘れていたけれど、
みんな顔が違うように、体も全然違うんだっけ。
人それぞれの歴史が刻み込まれた体は、とても個性的で雄弁。
そんなこと普段は忘れていたので、
あらためてすごいなあ、と思ったのでした。
そういえば、数年前、バルセロナで
スペンサー・チューニックという写真家が
街の大通りで1万5千人のヌードを撮影したとき、
私も参加したのを思い出した。
あのときも、同じような気分を味わった。
そうか、はだかっていろいろなんだ!と。
たぶん、そんなことを無意識に感じ取っていた
銭湯文化がある日本人は、
ある意味、銭湯をしらない文化圏の人とは
格段に「体」に対する意識の差がありそうな気がする。
だからどうした!ですが、
あらためて一人一人違うというのはすごいなあ、
面白いなあというちょっとした感動があったので。