今日は、プラド美術館は定休日。
それじゃあ、とホテル近くのソフィア王妃美術館へ。
夜21時まで空いているので、夕方駆け込んでも落ち着いて見られる。
(でも、夕方なのに入り口は長蛇の列・・・)
ここには、ピカソのゲルニカがある。
あの大きな絵の前に立つと、
叫び声や、爆音や、いろいろな音が聞こえてくるようで、
身動きができなくなって、
だんだん心が痛くなって、どうにも涙がでてきてしまう。
なんで絵を見て泣いてんだろ、と自分がおかしくなっちゃうのだけど、
どうにもならない。おかしい。
ただの絵なのに。
私とは関係のない、昔の戦争の話なのに。
なのに、なんで”痛い”?
ゲルニカを見ると、ここの美術館にある他の絵は吹っ飛んでしまう。
ミロもダリも、すっかり吹っ飛んでしまう。