riquitan's memo book

朝

朝の世界は、どこでもすてき。
ここらへんは、霧がよく出るみたい。

そんな風景を窓からみていたら、
いてもたってもいられず。
まだ寝息を立てている2人を残し、外へ。

fiesta!!

ガンガン飲む。
昼まで飲む。
おばさんも着飾る。
おじさんも、ハメをはずす。
結婚30年目（?）でも、
手を取り合って一緒に踊る。

翌朝の二日酔いなんて、
ケ・セラ・セラ！

トゥデラの洗礼

「トゥデラの洗礼だよ！」
トゥデラ在住２年目のあやちゃんが
太鼓判を押す”厚切りトースト、生クリームホイップのせ”。

これはやばい。
「しあわせ・・・」とため息をつきながら、
ペロリと食べきってしまった。
甘すぎない生クリームが、サクサクとほどよい食パンに
染みこんで、おいしい。

”トゥデラ”は、スペイン北部ナバーラ州にある、
人口２万６千人の小さな街。
そこに大好きな友達、あやちゃんが住んでいる。

街を歩けば「知り合いに当たる」ところ
だから、どこへ行くにも、まっすぐ目的地につかない。
道ばたで立ちながらおしゃべりをしている人の多いこと。
「人間サイズ」の街で、なんとなくあたたかい。

たいていの人は、仕事は自宅から15分〜30分圏内。
お昼は必ず家に帰ってみんなで食事。
週末の夜遊びの集合は、ご飯を済ませた後の
夜24時以降が普通。
夏の牛追い祭りは、一週間にわたって、
老若男女、街中の人々が飲んで食べて踊る。
そしてハイライトの一つは、青空の下、
1,000人あまりが一緒に食べる”大昼食会”。

”楽しむために生きるのは当たり前でしょ”、
そんな明解な声が聞こえてくる気がする。

旅に出る

本当に久々に、日本を出た。
７年ぶりのバルセロナへ。

少し、緊張する。
でも、移動すること自体が楽しい。
「人生で一番ほっとするときは？」
と聞かれたら「移動中」と言ってしまうだろう。

空港の匂い。色。
外国にいるのを感じて、のびのびとした心持ち。

それにしても、ウィーンの飛行場はちょっと寂しい。
はっきりいって、あまりイケてない。
世界の隅っこにいる気分で、でもそれもまた旅情。

波照間、竹富のこと

波照間や竹富のことをまた、思い出す。
あの大きな空の下に流れるゆったりとした、濃厚な時間。
毎日、日の出と日の入りを眺める生活ができたらいいのに。

しっかりと「生活エリア」を共有する人との絆で結びついている島の人たち。
あの村に「引退」という言葉は存在しないのだろうな、というくらいお年寄りたちは
みんなよく動いていた。よく笑っていた。
都会のどこかで、一人年老いていく自分の姿を想像するとちょっと怖い。

そしてまた、竹富島の凜とした美しさを思い出す。
きれいに掃かれた白い砂の道を目前にしただけで、背筋がすっと伸びてしまう。
なんとなく、こちらにまでその「心持ち」が伝染してきて、仕草や物腰がいつもより丁寧になってしまうのだ。
あまりに美しいので、悪いものが入る隙間がないなあと思う。

まるで昔話の中のような、竹富島。
あの島が今の日本にあるということは、やっぱりすごい奇跡。

竹富島へ

まるで昔話の世界に迷い込んだかのような村。

波照間島

日本の最南端の島、波照間島へ。
宇宙を感じる空の大きさと、青が何層にもかさなりあう海。
昼間は海が輝き、夜は天の川がきらめく島。
そして部落は素朴ながらも神話的な空気が漂う。
台風が島のサトウキビをすべて倒していってしまったようだった。

西表島へ

西表島へ。

台風15号の爪痕がありありと目に映る。
倒れた大木や折れた小枝が散在し、島全体が「ひと山」なんとか越えた疲労感を漂わせている感じがした。
やはり島ひとつが大きな生命体なんだなあ・・・と森の中を歩いていると強く感じる。

夕方は念願の「琉球スイーツ庵」へ。紅芋のシフォンケーキとプリンを買って食べた。
やっぱり、おいしい！
本当に不思議なほどしっとりモチモチしたシフォンケーキにふたたび感動。
大げさでなく、こんなにおいしいシフォンケーキは人生で初めてです。

石垣島へ

石垣島へ飛ぶ。
久々？の飛行機でちょっと興奮。

ふと窓の外を見ると、東京を見下ろすように富士山が！
その瞬間、江戸の浮世絵が頭に浮かぶ。
やっぱりそうだったんだ！　と妙に納得？
富士山が江戸の人々の中心であったことがなんの不思議もなく思えた。
夜は、地元の料理が味わえるお店「あだん亭」へ。
ジーマーミ豆腐の揚げ出し、ゴーヤー天麩羅、島タコのガーリック炒め、ラフテー、もずくの天麩羅、田芋のコロッケ、豆腐チャンプルー、マンゴーサラダ、泡盛のうっちん割り等々・・・。とにかくすべてがほっぺがとろけ落ちるようにおいしい・・・。