銀座ルパンでお酒を飲む。
坂口安吾が好きだった、という卵黄入りのお酒は最後の〆だったからか(?)
味がよくわからなかった。水みたいにぐびぐび飲めちゃうような味。
というか、お酒の味よりなによりもインパクトがあったのは、お店のおばさんだ。
お酒の説明が、まるで落語・・・。というか口上?
人の話聞いてないし、ビールは注文してから15分くらい待つし。
それでもお客が喜んじゃうのは、彼女にしかない人間的魅力に惹かれるから。
私が同じことやっても、単にクレームを付けられて終わりだろうな、と思うと
ちょっとくやしい。私のような小娘じゃ、全然かなわない。
普通なら「マイナス要因」なことも「人間的魅力」に変えちゃうものってなんだろう。
20年以上もこのお店で働いているという、このおばさんに会いに来るのが
半分目的だったりするお客さんもいるんだろうな。