最近、山に夢中だ。
ついこの間まで、毎週末のように海へ行っていたのだけど、
秋風が吹き出したら、すっかり心は山に。
ハードな山歩きはまだできないけれど
(3才の頃は、南アルプスなどを歩いていたらしいけど)、
山を歩いているだけで、とても気分がいい。
雑誌「山と渓谷」に連載を書いていた華恵さんの著書、
『華恵、山へ行く。』を読んでいると、素直に山へ行きたくなる。
せっかく美しい山がたくさんある日本に生まれたのだから、
それを楽しまなくちゃ、と昨日はさっそく紅葉の御岳山へ。
初心者コースを選んだはずが、自分のプランミスで
結局、昼ご飯もそこそこにノンストップで5,6時間歩くはめに。
でも、やっぱり楽しかった。
山には、いつも新しい発見がある。
のんびり過ごしている日常とは違う、
ある意味「命の危険」と隣り合わせの自然の中。
山道で”圏外”にいることに気づくと、
「道に迷ったら、頼りは自分たちだけ」と、
背筋がシャンと伸び(本当はいつも、そうなのに)、
山の中で食料の持ち合わせがないことに気づくと、どきどきする。
「いつでも何でもある」状況になれていると、
ちょっとしたことで心細くなるけど、
その分、違うスイッチがパチンと入る気がする。
それが楽しい。