(↑ あれ、なんだかブログにアップしたら色が変に・・・)
あまりに美しくて、ふらふらと引き寄せられるように紅葉の方へ。
全然写真には撮れていないけれど、ゆらゆらと水に反射する光が、風でそよぐ紅葉の葉の陰と
重なって、ため息をついたり、息を呑んだり。恍惚としながらみとれてしまった。
なんだか「ありがとう」という気持ち。
そして、夜は歌舞伎座で十二月大歌舞伎を鑑賞。
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は涙あり、笑いありですっかり歌舞伎の虜に。
芸者のお園さん役の玉三郎さんに、すっかり魅入ってしまった。
歌舞伎は小難しそうだし私には縁がないもの、なんて思っていたけど、まったくの偏見でした。
大笑いし、ほろりとし、ため息をつき、気がついたら心から楽しんでいたみたい。
これはちょっと危険。毎月通いたくなってしまった・・・。
そうそう、「ふるあめりかに・・・」は、初めから終わりまで、障子越しの光で一日の時間や天気を見事に演出していて、それがまた美しくてうっとり。なんの説明も、大きな舞台転換もないけれども、ただ見ただけで、まったくの無意識のうちに、それこそ鮮やかなくらい感覚的に時間や湿度(雨がふったり)を感じられていたなあ、とあとから冷静に思い出してから気がついた。
いいなあ、歌舞伎。