26日開幕の、妻有トリエンナーレへ。
塩田千春さんの古民家全体が蚕の糸に
包まれてしまったような作品は、印象深かった。
まるで『蟲師』の世界。
すぐそこにあるけれど、届かない、遠い記憶。
クリスチャン・ボルタンスキーの廃校を使った作品も、強烈。
怖かった。死の匂いがぷんぷんした。
うっすらと見えるけど、なんだかよくわからないものというのは、
ものすごくいろいろなことを想像させる。
好き嫌いを超えて、考えさせられてしまう。
人間の心にある「想像させる扉」をそっと開かせる鍵を持つ作品は、
歌でも、絵でも、インスタレーションでも、
ついついこちらから自然と前へ歩み寄ってしまう。
それにしても、蛙がものすごく多かった。
今年はオタマジャクシがいっぱい空から落ちてきたから?