ここ数日、ワインの漫画「神の雫」を読んでいる。
ワインは好きで毎日のように飲むけれど、ワインのことは全く知らない。
例外もあるだろうけれど、女性という生き物は一般的に「格付け」やら「蘊蓄」にはそれほど興味がないみたい?「おいしい」かどうか「気持ちいいか」どうか。そんなところしか見ていない。
そして例にもれず、私もワインは「おいしければ全て良し」な安直な人間。
それでも、この漫画を読んでいると「そういう世界」もあるんだなあと感心する。
どうやらソムリエやらワイン通の人たちは、ちょっと私とは違う世界から物事を味わったり見たり感じたりしているらしいのだ。
それはそれで、面白い。
あのワインを「語る」姿のいやらしさや、見え隠れする気取りが「ワインはおいしけりゃ全て良し!」傾向に拍車をかけていたかもしれないけれど、多分本当は面白い。
興味深いのは、世界市場を席巻しているフランスのボルドーワインやブルゴーニュワインの話は、つきつめていくと、どんどんローカルな話になっていくところ。「◯◯村」とその隣の「◯◯村」の土の違い、とか気候の違い、とか。
より深く、より広く、より普遍的になればなるほど、よりローカルになっていく。
すっかり頭の中がワインになってしまったお陰で、夜中「ああ・・・ワインの写真のデータがない!」とうなされ(ワイン本を制作している夢)、息苦しくなって目覚めてしまった。
んー、やっぱりワインは読むより飲む方がいいなあ。