「トゥデラの洗礼だよ!」
トゥデラ在住2年目のあやちゃんが
太鼓判を押す”厚切りトースト、生クリームホイップのせ”。
これはやばい。
「しあわせ・・・」とため息をつきながら、
ペロリと食べきってしまった。
甘すぎない生クリームが、サクサクとほどよい食パンに
染みこんで、おいしい。
”トゥデラ”は、スペイン北部ナバーラ州にある、
人口2万6千人の小さな街。
そこに大好きな友達、あやちゃんが住んでいる。
街を歩けば「知り合いに当たる」ところ
だから、どこへ行くにも、まっすぐ目的地につかない。
道ばたで立ちながらおしゃべりをしている人の多いこと。
「人間サイズ」の街で、なんとなくあたたかい。
たいていの人は、仕事は自宅から15分〜30分圏内。
お昼は必ず家に帰ってみんなで食事。
週末の夜遊びの集合は、ご飯を済ませた後の
夜24時以降が普通。
夏の牛追い祭りは、一週間にわたって、
老若男女、街中の人々が飲んで食べて踊る。
そしてハイライトの一つは、青空の下、
1,000人あまりが一緒に食べる”大昼食会”。
”楽しむために生きるのは当たり前でしょ”、
そんな明解な声が聞こえてくる気がする。